友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て
妻としたしむ
 
なみだなみだ
不思議なるかな
それをもて洗へば心戯（おど）けたくなれり
- 石川 啄木
 
 
「隣の芝生は青い」ということわざのとおり、近しい人たちの成功や栄光は、まるで神様の後光のように眩しいものです。
でもそんな時、石川啄木の「なみだなみだ不思議なるかなー」の歌を思い出して下さい。
 
この作品は「本当の本当に苦しい時、人の心を救えるのは、誰かの、涙、涙で洗われた体験である」と読み解くことが出来ると思います。
ホームレス同然の芥川賞作家、離婚、うつ病、失明、登校拒否、リストラ......本書に登場する14人は、いずれも雑な価値観でくくってしまえば弱者、敗者です。しかし同時に今を懸命に生きる１４の涙でもあります。
 
今を生きる普通の人たちを普通に描いたこの作品が必ず読後じわじわと貴方の心に沁みてくるはずです。そしてそれは、ありがちな成功者の自慢本からは絶対に得られない、叫びのような教訓です。 万人受けするお洒落本でないのは百も承知です。でも人生の本当の本当に苦しい時、是非この本を手に取ってみて下さい！！
 
 
販売価格 ¥730
(内訳）
書籍価格 ¥545（税込）
梱包料・送料 ¥185 
 
※購入特典 下記添付画像の「卓上カード1枚」、「癒しくじらの栞1 枚」（絵柄が変わる場合がございます。あらかじめご了承ください） 同封致します。
※書籍価格の5%、¥25は子育て支援機関に寄付させて頂きます。
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