普段滅多に好みが一致しない私と森見登美彦氏がめずらしく「これはおもしろい」で一致した一作。
- 万城目学
 
 
この本に関してだけは、手抜きではなく、読前の説明をあまりしたくありません。なぜ万城目学氏、森見登美彦氏といった錚々たる作家たちがこの作品を「面白い！」と評するのかを是非とも体感して頂きたく思います。
 
この作品のストーリーを簡単に説明するならば、ある辺境の軍事拠点で、おそらくは来ないであろう敵の襲来をひたすらに待ち続ける...そんな男の話です。
「うわぁ......つまんなそう...」
と思ったアナタはおそらくこの作品の虜となるでしょう。
 
幻想的な作風で？？？となることもあるブッツァーティですが、この作品はそれが完全にプラスにはたらいている超傑作です。これが1940年作！？
本当に！？まさに芸術は軽く時を超えますね。
文学作品というカテゴリーでいえばこの作品が当店イチオシかな？本当に衝撃的名作を是非お楽しみ下さい。
 
 
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